1 【最初に】この記事を読んで頂きたい方
この記事は、以下の悩みを持っている方向けに書いています。
- 自分らしく働きたいと考えている
- 今の仕事は自分には向いていないと思う
- 今の仕事を続けていきたくないと考えている
2 【この記事を読むと得られること】
- 自分らしく働くとは何か?
- 自分らしく働くためにやること
- 自分らしく働くためにやってはいけないこと
- 人、世間、常識に合わせない「自分らしく働く」と言うこと
- 3【「自分らしく働きたい」という方々へ】
少し前からよく聞く「自分らしく働く」というキーワードについて考えてみました。
少し、耳の痛い内容になっているかもしれませんが読んで頂ければ幸いです。
自分らしく働きたい!と考えている方々へ聞きたいことは、
- そもそも今の仕事のどんな部分が自分らしくないのか?
- 今の仕事がどうなれば自分らしいのか?
- そもそもそれは今の仕事で実現可能なのか?
- 「自分らしく働く」ために何か行動をしているのか?
これらをどれくらい考えたことがあるでしょうか?
キャリア支援の仕事をしている中で、「自分らしく働く」というのは耳障りの良い言葉かもしれません。
ですが、実際にはそんなに甘いものではありません。
それは大手を新卒3年目で辞めてフリーランスになった自分がよく分かっています。
上記のようなことがまだ不明確な方の状態を簡単に言えば
「ゴールがどこか分からないマラソンを走り続けているような状態」です。
考えただけでもとてもきついですね。
「自分にとって『自分らしく働く』とはそもそもどういった形なのか?」のゴール設定からやることで
「自分らしく働けている状態」までのステップが見えるのではないでしょうか?
4【『自分らしく働く』のゴール設定】
ゴール設定が重要とは伝えましたが、そもそもどうやって考えていけば良いのか分からない方は多くいらっしゃると思います。
色々な考え方がありますが、イメージがしやすいところから使っていきましょう!
それは「自分らしくない」から考えていく方法です。
例えば、
- 今の働き方の何が嫌なのか?理想的の働き方は?
- 今の仕事内容の何が嫌なのか?理想の仕事内容は?
- 今の会社の何が嫌なのか・理想の会社は?
このような不満から理想を言語化していく方法があります。
例えば、Aさん(30代男性)の場合
- 残業時間や労働日数が多すぎる!理想は1日4時間・週4日勤務が良い
- 納得できない商材を扱うのが嫌だ!理想は自分が良いと思えるものを扱いたい
- 今の会社の上司と合わない(保守的な姿勢が合わない)。理想はまずやってみる!というチャレンジ精神のある上司の下で働きたい
こう言った具合です。
1日4時間・週4日勤務で、納得した商材を扱い、積極的にチャレンジをできる環境がある中で仕事をする
これがAさんが「自分らしく働いている」状態の1つです。
もちろんこれ以外の要素もたくさん含んではいますが、1つのゴールとして考えてみましょう!
5【ゴールが見えたらやること】
一旦、「自分らしく働いている状態」が見えたらやるべきことは簡単です。
- 「自分らしく働いている状態」とのギャップは何か?を明確にする
- それをどう埋めるのか?の方法を考える、調べる
- いつまでにそれを埋めるのか?の起源の設定
- やる、始める
これらになります。すごく単純です。シンプルだからこそ、実はやらない人が多いのです。
ここである一人の例を紹介します。
今の仕事には飽きている、もっと収入も欲しいし、子供との時間も欲しい、転勤はしたくない!
自分の理想的な状態とのズレも分かった。では何から埋めるのか?を調べる段階に入った時、
やる気が起きずに行動しなくなった方がいます。
この方は、どう考えているのか?を私からみた時に
「モヤモヤしながら働いて、文句を言いながら頑張っている自分」が理想的な状態だと思います。
僕の持論ですが、人は「やりたいことしかやらない」と思っています。
受験の時に、勉強が嫌なのに勉強をしている人は「良い大学に入りたいから」「褒められたいから」「認められたいから」だと考えています。
根性があるのではなく「やりたいからやっている」ですね。
これは仕事でも言えることです。
「自分らしく働いている状態」と「現実」のギャップは分かっている。
それを埋めるためにどうするか?を調べる段階に入った時にやらない方やいざ始めようと思ってやる気が起きない方は、
実は今の仕事を続けていく方がわざわざ調べて動くよりも「自分にとってやりたいこと」なんですね。
やらなければならないは続きません。結局、人は「やりたいこと」に勝てないのです。
6【自分らしく働こうと思ってやってはいけないこと】
さて、自分らしく働くためにやることは分かりましたが、逆にやってはいけないことを紹介していきましょう!
それは完璧にこだわることです。
- 「自分らしく働いている」状態を完璧に仕上げることにこだわること
- 完璧にステップを明確にすること
- 完璧を目指して調べ切ること
これらは全て無駄になります。
「百聞は一見にしかず」とは本当によく言ったもので、
やってみて、経験してみて分かることは、調べて分かったつもりになっていることの100倍以上の価値があります。
だからこそ、「中途半端」で良いのでまず理想的な状態になるために、今までの行動を少し変えてみることが大切になります。
例えば、労働時間が自分らしくないと感じているのであれば
- 定時で上がってみる
- 朝早く行って、早く帰ってみる
などできることは小さくてもあります。
これを「そんなものでは変わらない」としてやらない人とやって人では大きく差が生まれます。
7【まとめ】良い悪いではなく、自分に合った「自分らしく働く」を目指す
自分らしく働く・自分の理想的な状態と聞くと
- 年収1000万円
- タワーマンションに住む
- 高級車を乗り回す
- 田舎に住む
- カフェを経営する
- 海外でのんびり生きていたい
- YouTuberとして働きたい
- 何億と稼ぎたい
- 社長になりたい!フリーランスになりたい!
こう言った分かりやすいゴールもあります。
ですが、立ち止まって考えてみて欲しいのは「そのゴールは本当に自分が欲しいものなのか?」です。
- そんなに稼ぎたくない
- そこそこの生活と暮らしをしたい
- 仕事は適度に忙しければいい
- 変わらない人間関係を送りたい
- 良い人に囲まれて働きたい
など人にはそれぞれ自分に合った「自分らしく働く」があります。
それは良い悪いではありません。
人に惑わされず、人に合わせず常識に囚われず、自分のために考える
これも立派な「自分らしく働く」ための大切な一歩になります。