今回は、40代男性のご相談事例をご紹介します。社内の昇進(出世)競争で選に漏れたことをきっかけに転職を考え始めたご相談者様が、キャリア相談を通じて何を整理し、どのような結論に至ったのかをまとめました。
相談前の悩み
長年勤めてきた会社で、期待していた昇進のポジションに就けなかったことが、大きなショックとなっていました。「このまま今の会社にいても、これ以上のキャリアアップは望めないのではないか」という焦りから、転職も一つの選択肢として考え始めていました。
本人が感じていた問題
「出世に落ちた=この会社ではもう評価されない」という結論に、ほとんど反射的にたどり着いてしまっていました。しかし、本当に転職以外の道がないのか、ご本人自身もはっきりと言語化できていない状態でした。
相談で整理したこと
相談では、「出世に落ちたから転職する」という短絡的な結論に飛びつく前に、次の点を一つずつ整理していきました。
- 今の会社が、ご本人にどのような役割・成果を期待しているのか
- これまでのキャリアの中で、実際に評価されてきた点は何か
- 今回の昇進で足りないと判断された可能性がある点は何か
- 今後、社内でどのような役割を担っていける可能性があるか
- ご本人が本当に実現したいことは何か
- 仮に転職した場合、具体的に何が変わり、何が変わらないのか
この整理を通じて見えてきたのは、「昇進を逃したこと」と「この会社に自分の居場所がないこと」は、必ずしもイコールではないという点でした。
見えてきた選択肢
整理の結果、選択肢は「今すぐ転職する」か「今の会社で改めて評価されるために準備し直す」かの二択ではなく、ご本人が納得できる形で比較検討されました。最終的にご本人が選んだのは、すぐに転職活動を始めるのではなく、1年間かけて、会社から求められている役割と自分の実現したいことのギャップを埋める準備をするという選択でした。
相談後の変化
1年間の準備期間を経て、ご相談者様は転職することなく、社内で改めて評価され、キャリアアップを実現されました。「あのとき勢いで転職していたら、この結果にはたどり着けなかったと思う」というお声をいただいています。
Reselectの考え方
一般的なキャリア支援であれば、「昇進を逃した」という相談に対して、転職や求人紹介から話が始まることも少なくありません。Reselectでは、転職・現職継続のどちらかを前提にせず、「なぜ転職したいのか」「そもそも転職する必要があるのか」「今の会社で改善できる可能性はないか」「会社から何を求められているのか」「準備して再挑戦できないか」という順番で一緒に考えます。今回のケースは、その結果として「転職しない」という結論に至った、絶対中立を象徴する相談事例です。
Reselectのキャリア相談は、どの企業やエージェントとも提携せず、成果報酬型のビジネスモデルも採用していません。転職に至ったケースだけでなく、こうした現職継続という結論に至ったケースも含めて、実際の相談内容をコンサルティング実績一覧で公開しています。転職するかどうかも含めて一緒に考えたい方は、個別キャリア相談はこちらからご相談ください。
